Wi-Fi6Eの性能を発揮するためには
Wi-Fi機器に接続しているLANケーブルや有線(LAN接続)と、Wi-Fi機器を同時に使っている場合、よくある事例を紹介します。無線で接続している場合は、壁やドアが障害物になってしまい無線接続に負荷を与えます。また、有線で接続するLANケーブルも必要以上の長さや規格が低い場合は、接続に負荷をかけてしまいせっかくの最新Wi-Fi機器が十分な働きができない場合もあります。
LANケーブルとは
インターネットに有線で接続するケーブルです。ノートパソコンでもLANケーブルが直接接続できるものと、完全にWi-Fi環境で利用するものがあります。LANケーブルの最大のメリットは、無線LANに比べて安全性に優れていることやWi-Fi設定などの複雑な設定がないことです。また、LANケーブルでインターネット接続していて、良くないサイトへ間違ってアクセスしたときにはLANケーブルを抜くことで、接続を一瞬にして外すことができる利点もあります。余計なお話ですが、LANケーブルの爪を切ってしまいすぐに接続を解除できるようにしている方もいるようです。
LANケーブルのカテゴリとは
LANケーブルを個人的に購入しようとするときに「ケーブルの形状」「ケーブルの長さ」「値段」「ケーブルの色」を見ていて、重要な「カテゴリ」の優先度が低い場合があります。カテゴリが低いと値段も安いですが、最大の通信速度と伝送帯域が小さくなります。簡単にいえば、道幅がせまくなり制限速度が低い道を利用することになります。
カテゴリだけではないケーブル形状
LANケーブルには、中に8本の細い線が入っていてそれをひとつにまとめています。その8本の線とひとつにまとめるときにシールドという加工したものと何もしていないものとシールドが二重になっているものがあります。シールド処理は、外部ノイズを遮断するための処理です。
カテゴリが違うLANケーブルの同時利用は大丈夫?
問題なく利用できます。しかしカテゴリ7とカテゴリ6を使っていた場合はカテゴリ7はカテゴリ6の通信速度になってしまいます。また、利用するハブの仕様とケーブルの仕様が異なる場合、低い方に合わせてしまいますのでLAN環境の見直しはとても重要です。
以前、インターネットの接続が遅いお客さまであった話ですが、屋内配線の途中で分岐するために使っているハブが10年以上も前のものを利用していたため、そのハブを経由することでスピードを落としてしまうような事もありました。電源タップのような気持ちで、LANケーブルの分配として利用していたのですが、その機器のために接続スピードを落とす原因になっていました。福島リコピーでは、お客様のご要望や環境に合わせた通信環境設定(メーカーの指定や構築時の希望等)を提案できます。お気軽にご相談ください。