https化(常時SSL化)の5つのメリット

Webサイトを https化(常時SSL化) にすることで、さまざまなメリットがあります。どんなメリットがあるのか、わかりやすくご紹介します。

メリット1 Webサイトのセキュリティ向上・強化

https化(常時SSL化) によって通信内容を暗号化されるため、Webサイトのセキュリティを強化することができます。

近年問題となっている、第三者の「なりすましの防止」や、通信の途中でデータを第三者に盗み見られる「データの盗聴」、Webサイトのデータを第三者によって書き換えられる「データの改ざん」を防げます。

メリット2 Webサイトの信頼性が高まる

インターネット上で個人情報をやりとりする際、通信を暗号化することで個人情報の入力も安心できます。個人情報保護の観点からも https化(常時SSL化) は重要です。安心してWebサイトを利用できるという点で、ユーザーからの信頼度も変わってきます。

https化(常時SSL化) されたWebサイトは、ユーザーからの安心感と信頼性を得ることができ、Webサイトから早期離脱するというリスクが回避されます。ユーザーも保護されている通信か、そうでないかを見分けられる人も多くなり https化(常時SSL化) の有無は、企業に対する信頼にも大きく影響します。

メリット3 検索順位への好影響(SEO対策にも有効)

Googleは2014年に、https化(常時SSL化) されたWebサイトを、検索順位決定時に優遇して評価することを公表し、すべてのWebサイトに対して https化(常時SSL化) への切り替えを推奨しています。

https化(常時SSL化) されていないWebサイトより優先されるという条件の1つですので、必ずしも https化(常時SSL化) することで、SEO対策に大きな効果があるとは限りませんが、https化(常時SSL化) されたWebサイトが一般的になっているため、https化(常時SSL化) されていないWebサイトは評価が下がる可能性があります。

https化(常時SSL化) されたWebサイトは「ユーザが安心して利用ができる、信頼のおけるコンテンツである」と評価され、検索順位にも良い影響がもたらされる可能性があります。

メリット4 Webサイトの表示速度があがる

Webページの表示を高速化することができる「次世代プロトコル HTTP/2」を利用するには、HTTPS接続が必要となっているため、https化(常時SSL化) することで、Webサイト全体のページの表示速度があがるというメリットがあります。

以前は https化(常時SSL化) による負荷で、Webサイトの表示速度が遅くなるといわれていました。しかし現在は、あらゆる通信機器の機能向上や環境の進化によって http と https の表示速度は、ほとんど実感できないほどの差でしかありません。

メリット5:アクセス解析に役立つ

https化(常時SSL化) は Google Analytics などの、アクセス解析にも影響します。

Webサイト訪問者の参照元がわかる「リファラー情報」は、https化(常時SSL化) されていないと、httpsのWebサイトから訪問してきた際にリファラー情報が受け渡されず、参照元を確認することができません。

https化(常時SSL化) をしている場合は、HTTP・HTTPS両方のWebサイトからリファラー情報を受け取ることが可能で、参照元サイトをしっかりと把握することができ、アクセス解析の精度を向上させることができます。