突然表示される詐欺画面
パソコンを利用してインターネットや複合機など使っていると、さまざまなトラブルが発生することがあります。そのようなトラブルの原因や解決方法について、ひと月に1回ほどご紹介しております。会社だけではなくご自宅でのトラブルにも応用できることもありますので、ご参考にしていただけますと幸いです。今回は、ホームページ閲覧時に警告画面が表示されたときの対応方法を紹介します。
●トラブル事例 007: 突然、警告画面が表示された
警告画面の文章(一例)
Windowsセキュリティシステムが破損しています
警告;システムファイルが古くなっています
あなたのコンピューターでウィルスが見つかりました
Micorosoft Windows ファイアウォールの警告
この PC へのアクセスはブロックされました
このウィンドウを閉じると、個人情報が危険にさらされ Windows 登録が停止されます
この重要な警告を無視しないでください
スパイウェアアラート – エラーコード: #0x■●▲
パソコンでインターネットを利用し、いろいろなホームページに閲覧していると、突然、サポート関係の表示が出てくることがあります。有名なもので、マイクロソフトのサポートを装った詐欺があります。ガイド音声や警告音とともに、マイクロソフトを名乗った警告がブラウザーに表示されます。原因は不明ですが、突然、表示されます。
〈 対応方法 〉
●「ctrl」+「alt」+「delete」を押して終了させる
● パソコンを強制終了させる(電源ボタンを長押しすることで強制終了)
●「ctrl」+「shift」+「esc」を押し、タスクマネージャーを表示させブラウザー(実行中のOS)のタスクを終了
上記の方法を行い、再起動すると大部分は解決されていますが、場合によっては解決できないこともあります。
はじめての方は、音と警告内容を見て驚いて、画面に記載されている電話番号に電話をかけてしまう場合があります。無視してブラウザまたは警告のページを閉じることです。偽のセキュリティ警告は、メッセージを表示し、警告音をWeb上で鳴らしているだけのため、ブラウザやページを閉じてしまえば問題ありません。そして、偽のセキュリティ警告が表示されたサイトには、以降はアクセスしないようにしましょう。
事例紹介
電話をかけたら、日本語が少しおかしい女性からサポートされ、サポートツールとしてリモート操作ソフトをインストールされてしまった。
電話をしたらマイクロソフトのスタッフが修正してくれるが、作業料金が必要でカード番号を教えてほしい。
カードがないと話したら、コンビニに行ってAmazonギフトカードを購入し、また連絡をください。
変な画面が出たけど大丈夫?
〈 上記事例に対しての対応 〉
インストールされたパソコンは、インターネット接続を遮断し、データをバックアップしパソコンを初期化してOSを入れ直しを行いました。
Amazonギフトカードを買った方は、マイクロソフトのスタッフに電話する前に連絡いただき、詐欺とお話して止まりましたが、コンビニで買ったAmazonギフトカードの返品はできませんでした。
変な画面が出た方には、スマホで画面に表示された文章を検索すると詐欺サイトだとわかると説明しました。
〈 マイクロソフト公式も詐欺についての注意喚起のお知らせ 〉
- マイクロソフトのサポートを装った詐欺にご注意ください
- テクニカル サポート詐欺から身を守る消費庁も注意喚起
詐欺の形態もさまざまな方法で行ってくるため、このようなケースに出くわしてしまった場合の対処方法や、そのようなケースに出くわさないようにするための方法などを、現在の状況にあったご提案を行うことができます。ぜひ福島リコピーへご相談ください。