NAS接続がおかしい!仕事ができない!
NASは精密なハードウェアですので、突然の問題が出るケースがあります。今回は「NASのトラブル」の対応方法について紹介します。
NASとは、ネットワーク(LAN)上に接続することができるハードディスクです。ネットワークに接続されたハードディスク(HDD)やSSDなどの記憶装置という意味で「Network Attached Storage」の文字から、NAS=ナスという略称で呼ばれます。NASと聞いて理解できる方は、社内ネットワーク上の共有のハードディスクを利用する環境の方です。
外付けHDDとNASの違いは、外付けHDDは他のパソコンと同時利用はできませんが、NASは同時に利用ができます。NASはネットワーク上に接続されていますので、ネットワークを利用したパソコンで共有してハードディスクを利用できます。オンライン上の共有フォルダと同じように、NASと同じネットワーク内で接続されているパソコン同士で共有フォルダにデータを保存・ファイル共有が可能です。
●トラブル事例 003: NAS接続がおかしい!
突然、共有フォルダ(NAS)に入れなくなってしまった。
パソコンを立ち上げ社内データを確認しようとしたら、共有フォルダが開けず業務が進まない!
【 症状 1 】NASの電源が入っていない
対応方法: NASの電源を確実に入れることで解決。NASを導入している企業では無停電装置を同時導入していることが多く、無停電装置の問題で電源が供給されていなかったので直接電源を投入で解決。
【 症状 2 】NASをパソコンが認識していない
対応方法:ネットワーク障害やネットワークの設定の場合は、設定を変更することで認識できる。
【 症状 3 】パソコンを新しく購入したらNASへ接続できなくなった
対応方法:NASの設定を行うことで、NASを認識できるようになる。
【 症状 4 】パソコンを確認すると「アクセスが拒否されました」とエラーメッセージが表示される
対応方法:NAS本体を確認したところパネルにエラーコードが表示されています。マニュアルを確認し、エラーコードへの対応方法で解決できる場合もあります。
【 症状 5 】NASから警告音が出ている
対応方法:マニュアルを確認し、警告音への対応方法で解決できる場合もあります。
【 症状 6 】NASが変な音がする
対応方法:NASが物理的に故障している可能性が高いので、福島リコピーへ相談する。
今回は、NASのトラブルや対応方法について紹介しました。NASについての心配事やお困りになられていること、自社で解決することが難しい場合は、福島リコピーの担当者へお気軽にご連絡・ご相談くださいますようお願いいたします。
NASに詳しくない方が対処しデータを消してしまった、という大きな問題も過去にありました。また、NAS内のハードディスクの入替を行い、初期動作でハードディスクの初期化が自動で動いてしまい、大切なデータが消えてしまったというトラブルもありました。
さらに、NASの掃除をしていないため埃などがハード内に入って故障してしまったケースもありました。NASの排熱ファンは後ろ側にあり、吸引がNAS本体の隙間からの場合、埃が原因で故障という事例もありました。
突然のトラブルや故障を考え、NASのバックアップ等をどう行うかを考え、対策しておくことが大切です。
NASの導入やトラブル、トラブル前の対処方法のご相談は、福島リコピーへお気軽にご相談ください。